トロリーバス
外観も操縦法もバスに近いが、日本の法令上は無軌条電車(むきじょうでんしゃ)とされ鉄道として扱われている。かつては無軌道電車(むきどうでんしゃ)と呼ばれていたが、「無軌道」には「常軌を逸した」という意味もあり悪い印象を与えるとして「無軌条電車」に改められた。
路面電車と違い、軌道が必要ないため建設費用やメンテナンス費用が削減され、ある程度の障害物も避けることができる。また通常のバスと違い、電気を動力とするため排気ガスやエンジンの騒音がなく、環境に与える影響は非常に小さいという特長を持つ。このように長所も多いトロリーバスだが、路面電車同様電力が必要なため、変電所や架線が必要で、特に架線は沿線の美観を損ねる。また、トロリーポールが届かない場所や架線のない道路へは行くことが出来ず、一般のバスのような自由度はないといった欠点もある。路面電車のように、3両以上を連結しての走行もできないため、一運行あたりの輸送量にも限界がある。全体として広い道路で環境重視の少量輸送に向く。路面電車と同様、走行路線上は他の車より優先されるため、交通量の多い道路や幅の狭い道路では渋滞を招く。そのため日本では性能の良いディーゼルエンジンを持った大型バスの出現と共に消えていった。
ただし、日本以外の国では排気ガスや騒音対策に有効とされ、多くの町でトロリーバスが運行されている。トロリーバスの欠点である「架線のない道路へは行くことができない」という点は、ディーゼル発電機を用いたハイブリッド型や蓄電池併用型の車両を採用することにより、かなりの距離を架線なしで運行できるようになっており、中華人民共和国の北京市のトロリーバスのように、王府井の繁華街の景観対策や長安街の横断対策(建国記念日である国慶節の際、節目の年には長安街で大規模な軍事パレードがあるため、障害となる架線を張れない)に役立っている。
また、無電区間の走行や停電対策のため、補助エンジンを持つものもある。この場合のエンジンは発電用ではなく、変速機を介し、駆動用として用いられる。かつての都営トロリーバスにも、電化された踏切を渡るためだけに補助エンジンを持つものがあった。
道路上の架線から棹状の集電装置(トロリーポール)を用いて集電して電動機を回し、動力とする。このトロリーポールの先端には、架線に接して電気を伝えるための滑車が付いている。この滑車をトロリーホイール (Trolley wheel) といい、このトロリー(ホイール)が付いているので「トロリーバス」と呼ばれる。タイヤは普通の自動車と同じゴムタイヤである。外観も屋根上のトロリーポール以外は普通のバスとほぼ同じだが、動力源は電車に近い。普通の電車と違って線路にアースさせる事が出来ないため、2本のトロリーポールをそれぞれ並行する架線に当てている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
かつて東京にも都営トロリーバスというものがあったようです。
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